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講義:第一回目
1. 中獣医学とは?
 中獣医学とは、正式には中国伝統獣医学と呼び、動物の生理(生活機能や生活現象)、病理(病気の原因・経過)及び病気の診断と予防治療を研究する学問です。
 主な内容は、「中獣医学基礎」、「獣医漢方学」、「中獣医薬剤学」、「鍼灸学」、「中獣医臨床学」の5方面に分けられます。
 中獣医学の最も重要な点は、生体観念に従い、弁証論治(全身状態の歪みを「証」といい、これを明らかにする作業が「弁証」で、この弁証の結果にしたがって具体的な治療方法や最適処方を考えるのが「論治」です)を行い、予防を主とし、病気の根本を追求します。そして、非常に多種類の天然漢方薬が配合された薬剤を用いて、めまぐるしく変わる症状に対応し、鍼灸の技術を応用し、ツボに刺激を与え、体内に潜在する病気の元を予防することです。
2. 中獣医学の起源
 中獣医学の起源は、原始社会までにさかのぼります(〜紀元前4千年)。すなわち、私たちの祖先が野生動物を飼育しだした時期が始まりといえます。河南省の遺跡より掘り出された豚、羊などの骨は、今から数えて既に約8千年前にもなるものです。浙江省の遺跡でも約7千年前の豚、犬、牛の化石が発掘されました。その西部にある陜西省では、約6千年前のものと思われる豚、犬、馬、鶏、牛などの骨が発見されただけでなく、周囲を細い木で囲んだ柵も発見されており、これは明らかに動物を飼育していたことを示しています。
 これらの骨の化石と同時に、石刀、_石(石針)、骨針、土器などの生活道具及び医療用具も出土し、これは動物を飼育し始めた時期が、少なくとも7〜8千年前であることを証明しました。
 新石器時代の美しい文化形成時期において、人間は火、石器、骨器などを利用して、人間と動物の病気を予防することを研究し、これが温熱療法・鍼灸術療法及び外科治療の起源です。内蒙古は多倫旗頭道_新の遺跡中から出土した_石は、化膿した傷を癒す鍼療法の道具として利用されたと鑑定されました。
 薬物の起源は鍼灸の起源のように、労働生産の過程や日常生活をおくっていく中で開発され、徐々に発展してきました。古代の原始人は集団で狩猟や植物の採取に出かけ、共同で食物を得ていました。そして、それを食べることによって、ある種の症状が治ることを発見しました。逆に、それを食べることによって中毒を起こした事例もあり、これらを無数に繰り返した結果によって、初歩の植物の薬効と毒理論学の知識の基礎を作ってきたのです。
 
―――――次回は、中獣医学の形成と発展について、勉強していきます。
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