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留針:留針とは針をツボに入れたままの状態を暫く保つことを言います。ツボに針が入ったままの状態を保つことで刺激を与え続けられたり、刺激を強くしたりすることができます。留針するかどうかは、時間の調節等、病状によって決められます。病状の軽いものはツボを刺激すると、すぐ反応してしまうので留針は必要ありません。病状の重いものは針の刺激を感じ取るのに、比較的長い時間を要するため、時間調節が鍵となります。留針をしている間に、術者が数回「行針」を行えば、刺激を強くし、治療効果を促進する結果にも繋がると考えられています。 |
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行針:針を刺し、針をツボに入れたままの時(留針)、術者が適切な方法を用いて、針体を動かすことです。ツボの脈絡の気血を促進することができます。目的は針の感覚と治療の効果を増進することです。常用法として以下のような方法があります。 |
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| 1,捻転法: |
右手の親指、人差し指と中指で針柄を持ち、左右往復させ、捻ります。その捻転の幅は約180度〜360度で、捻転の速さは決まっていません。一般的に虚証には遅く、実証には早くします。 |
| 2,提挿法: |
右手の親指、人差し指と中指で針柄を持ち、左側に回転、または上に挙げ、針をツボの深度から浅度まで引き上げます。そのあと、右側に回転させながら、針をツボの浅度から深度まで刺入し、針を上下進退に往復させます。提挿の速さは決まっていません。一般的に虚証には幅を小さく、速度は遅く、実証には幅を大きく、速度は速くします。 |
| 3,弾針法: |
右手親指以外の他の指を握って空拳状のようにし、親指は針柄のところで軽く弾いて針の全体をほんの少し震えさせます。 |
| 4,刮針法: |
右手の人差し指で針の後部を押さえ、親指の爪で針柄を軽く弾き、針体を震えさせる方法です。 |
| 5,補瀉法: |
伝統の刺針方法の中に、病気の虚実に対して、補瀉法が使われており、虚証は補法を使い、実証は瀉法を使います。常用法として以下のような数種類の補瀉法があります。 |
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捻転補瀉:針の回転の方向による方法を捻転補瀉といいます。一般に右手の親指は前で、人差し指が後ろに回転させる方法は補といい、反対に親指は後ろで、人差し指が前に回転させる方法を瀉といいます。 |
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提挿補瀉:提針と挿針の重さによる方法を提挿補瀉といいます。一般に提針時は軽く、挿針時は重い場合は補といい、反対に提針時が重く、挿針時は軽い場合は瀉といいます。 |
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療徐補瀉:刺針と退針の速さによる方法を療徐補瀉といいます。一般に刺針はゆっくり、退針が早い場合は補といい、反対に刺針が早く、退針がゆっくりの場合はこれを瀉といいます。 |
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開合補瀉: 針を出すとき皮膚に残った穴の処置を補瀉方法といいます。一般に針を出す時、針の穴を軽くマッサージすることは補です。逆に針を出す時にマッサージしないことは瀉です。 |
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呼吸補瀉:動物の呼吸による方法を呼吸補瀉といいます。一般に息を吐く時に刺針、吸い込む時に退針することを補といいます。反対に息を吐く時に退針、息を吸い込む時に刺針することを瀉といいます。 |
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平補平瀉:一般に虚実が不明、或いは虚実両方の症状がある場合の病気に使われています。中刺激の深度で、針をツボに提挿・捻転の方法で刺針をします。 |
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退針:出針又は起針ともいいます。退針とは、針を刺した後、針を抜く方法のことです。捻転退針法と抽抜退針法が常用されています。 |
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| 1,捻転退針法: |
左手でツボを押しながら、右手で針身を持ち、ゆっくり針を捻転しながら静かにツボから抜く方法です。 |
| 2,抽抜退針法: |
左手の親指と人差し指で針身を持ち、同時に軽くツボを押さえ、右手で針柄をすっと抜く方法です。 |
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―――――次回は、針療法の「火針」、「血針」、「気針」について勉強します。 |