wanpao ワンパオ 医食同源のサプリメント近日発売!
「ワンパオ」は、東洋医学の視点から、
人とペットの健康な生活を応援するサイトです。
ホーム
ワンパオについて
ワンパオについて
ペット健康相談
毎日のペット健康管理法
ワンパオ大学
ペット情報局
ペット情報局インデックス
ワンパオルポ
ワンパオクラブ
ワンパオショッピング
ワンパオショッピング
サイトの使い方
リンク集
キャンペーン
タイトル< ワンパオ・ルポ >タイトル

BACK岩槻公園犬変死事件
動物病院へ運び込まれる犬たち
 埼玉県岩槻市にある岩槻公園。岩槻城跡に造られたこの公園は、今でも往来の面影を残す城門、空堀、土塁が残り、県の史跡に指定されている。
 この歴史ある公園において、次々と犬が変死するというペットと暮らしている人々を震撼させる事件が発生した。
事件のはじまりは4月9日夜に起こった。この公園を散歩させていた方の犬が帰宅すると突如体に変調をきたして倒れた。翌日動物病院へ連れていったが、間もなく死亡。  
 そして、その日の朝も園内を多くの方が犬を散歩させていた。そして、その日の夕方は、同様の症状で動物病院に運び込まれる犬が相次ぎ、そのうち9頭が死亡した。死体の1頭から有機リン系の毒物「エチルチオメトン」が検出された。「エチルチオメトン」は主に農薬に使用されている毒物で、取扱いには資格が必要。被害に遭った飼い主による「肉団子のようなものを食べていた」という証言もあることから、その中に「エチルチオメトン」が混入されていた可能性が高くなった。
 岩槻公園を管理する岩槻市役所は、「エチルチオメトン」の効果がなくなるといわれる15日の間、公園を完全に立入禁止にし、警備の人間を配置して二次災害の防止につとめ、その後の被害は報告されていない。
 岩槻警察署は、動物愛護法違反の容疑で捜査を開始したが、今日現在、公園に毒物を置いたと思われる犯人の検挙には至っていない。

閑散とした園内
 私が岩槻公園に取材に訪れたのは、ゴールデンウイーク真っ只中の5月2日(木)のお昼頃。既に公園の立入禁止も解かれ、自由に出入りができるようになっていた。  
 しかし、平日とはいえゴールデンウイーク中であるにもかかわらず、公園の中は人がまばらで、近所の小学校が遠足に来ていること以外は、閑散とした印象を感じさせる。散歩の時間からずれていることもあるが、犬を散歩させている人については皆無といってよかった。その中で、唯一2匹の犬を散歩させているご夫婦に、話を聞いてみた。「いつも散歩するときは、手綱をしっかり握って離さないようにしているし、道に落ちているものを食べないように注意しているので、この公園に来ることについての不安は特にないが、このようなことをする犯人には強い怒りを覚える。」

▼画像をクリックすると拡大写真がご覧になれます
急遽看板を設置
 犬の放し飼いは県の条例で禁止されている。公園の入り口全て、また園内の至る所に急遽仮設で造ったと思われる、放し飼い禁止の看板が立てられていた。公園を管理する、岩槻市役所みどり課の小松本担当はいう。
「今までは、公園の景観を損なうことから、看板はあまり立てていなかった。このような事件があったので、獣医師会の協力も得て急遽看板を設置した。現在は、隣接するシルバー人材センターへ委託して、7:00〜9:00と16:30〜18:30の間に園内のパトロールを行っており、不審な人物がいないか警戒すると共に、放し飼いをしている飼い主がいたら、注意するようにしている。」

放し飼いの危険性
 犬を手綱なしで散歩させる姿は、特に小型犬でよく見かける。手綱などなくてもうちの犬はおとなしいし、私の言うことはよく聞くから大丈夫と思っているのかもしれない。しかし犬が苦手な人にとっては、小型犬といえど怖いと感じるようだ。実際に私は、放し飼いで散歩させていた犬が、突然向かい側から歩いてきた老婆にかみついた現場を見たことがある。その時、飼い主は取り乱しながら繰り返していた「今まで人に噛みついたことなんてなかったのに・・。」という言葉が印象深い。
 多くの良識ある飼い主たちは、散歩のときは必ず手綱をつける。しかし、人もまばらな朝の公園などでは時に手綱を外し、自由に遊ばせることもあるかもしれない。今回の事件は飼い主から愛犬に屋外でも自由に遊ばせてあげたいという気持ち、犬からたまには外でも自由に走り回りたいという気持ちを奪ってしまうと共に、新たに手綱をつける意味を与える結果となってしまった。
 いくら人がいなくても放し飼いにするのはルール違反であることに変わりないし、犬が苦手な人への配慮も忘れてはならない。しかし、どんな理由があろうとこのような非道な行いは断じて許されるものではない。
 被害に遭った犬の飼い主たちは、取材にも応じることができないほど心に傷を負ってしまった。その方々の傷が一刻も早く癒されることと、このような事件が起こらないような「人とペットの共生社会」が早期に実現されることを願って止まない。

5月3日  逢乃 敬峻
BACK

運営 株式会社ワンパオ/企画・製作 オフィスWANPAO 当サイトに掲載の記事・情報・写真の無断転載を禁じます。
お問い合わせはこちら>>